弦高調整 その1 ~弦高調整とは
ギターのメンテナンス、調整はいろいろあるが、ハードロック、メタルが好きな人にとって「弦高調整」というのは1つの課題だと思う。
弦高とはフレットの山の頂上から弦とフレットとの接点までの距離のことをいい、 例としては「12フレットで1弦は1.5mm、6弦は2.0mm」と言うことが多い。
弦高調整で真っ先に「ブリッジのコマ(サドル)の高さを変える」ことが思いつくだろうが、それを最初にやるのはNG!
弦高というのは「ネック(トラスロッド)調整7割:ブリッジ他調整3割」で決まると筆者は考えていて、手順としては
1.ネック(トラスロッド)調整をする
2.ブリッジなどを調整する
とするとセッティングが見つかりやすいだろう。
まずはネック(トラスロッド)調整をやった事が無い人も多いだろうが、馴れてしまえば自分で簡単に行うことが出来る。
ただし闇雲にいじってしまうとギター自体を破壊(!)してしまう恐れがあるので、注意してほしい。
筆者の場合は本などで調整方法を知り、リペアに出してみてリペアマンに「実際にどのように調整したのか」を巧みに聞き出して(笑)、自分である程度満足する調整が出来るようになった。
次回はネック(トラスロッド)調整について話をしよう。(城石)