6.ピックの種類を変える
ピックにはティアドロップ型やオニギリ型などの形状、ナイロンやプラスチック、セルロイド、べっ甲、石、金属などの素材、 「Thin」と呼ばれる薄めのピック(0.5mm前後)から、「Medium」(0.8mm前後)、「Heavy(Hard)」(1.0mm前後)、「Extra Heavy」(1.5mm前後?)など厚さにも種類があります。
自分の扱いやすいピックを選ぶことはもちろん大事ですが、時には音色のためにピックを使い分けるのも良いでしょう。
7.ピッキングの位置を変える
エレキギターではPUがあるので、どこで弾いてもそのPUの音がすると思う人もいるかもしれませんが、ネック付近とブリッジぎりぎりのところで弾くと音色の違いが分かると思います。
バキバキと固い音を出したいときはブリッジ寄り、柔らかめなサウンドを出したいときはネック寄りでピッキングしてみましょう。
8.弦とピックの当たる角度を変える
順アングル(ピックを持つ親指が下向き)、平行アングル(弦とピックが平行)、逆アングル(順アングルとは逆で、親指が上向き)と、大きく3種類があります。
順アングルではピックが弦にこすれる音が出るので、メタルのリフで6弦側をあえて順アングルにして倍音を出し、より歪んだように聴こえさせる方法があります。
逆アングルはブラックミュージックのカッティングなどでよく使われるピッキングフォームです。
3種類で音色が違うので、うまく使い分けてみましょう。
9.指弾き(フィンガーピッキング)する
エレキギターは「ピックで弾く楽器」と決まっているわけではありません!
指で弾くとピックより柔かなサウンドになります。またピックより少し音量が下がるので、バッキングでのコード
アルペジオなどでやってみるのも良いと思います。
指で弦を下から持ち上げて「バチン!」とはじくと、演奏のアクセントにもなります。
最後に…
10.弾くときの感情を変える
これが究極のサウンドメイキングなのかもしれません!
「こんな気持ちでこのフレーズを弾きたい」とか「昨日こんなことがあって…」なんていう気持ちの変化で演奏が変わります。
ハッピーな演奏に聴かせたいときはハッピーな気持ちで、涙があふれるような感動する演奏を聴かせたい場合は自分も感動すれば、自然とフォームも変わりサウンドが変化するでしょう。
いかがでしたか?
アンプヤエフェクターなどに頼らずとも、サウンドを変化させる要因はいくつもあるので、シチュエーションやジャンルによって自分でチョイスしながらベストなサウンドで弾けるように心がけてみましょう!
(城石)