ギター本体と弾き方で変わる!エレキギターのサウンドメイキング10のポイント
1 ギター本体編
「甘いクリーントーンの音から、バッキバキのメタルの音等の作り方について
プロの現場では適材適所でギターやアンプをチョイスしてしまえばOKなのですが、皆さんが同じような機材を
持っているわけではないので、あえてアンプやエフェクターではなく「ギター本体と弾き方によって」音色を変
える方法を教えます!
-ギター本体編-
※ピックアップ(PU)を活用する
1.リアPU
ブリッジ寄りにあるPUです。低域が締まり、高域がしっかりと再生されます。
ロック、メタルでは歪ませたときのバッキング、ソロでよく使用します。
シングルコイルのPUでは少し高域が強く出過ぎると感じるかもしれません。
2.フロントPU
ネック寄りにあるPUです。
低域が太く、高域が丸みを帯びた、リアPUのサウンドと比べると柔らかいサウンドになります。
バンドでのアン-サンブルの場合、ドラムのシンバルの高域と被らないようにフロントPUでソロを弾くことがあ
ります。
バッキング、ソロどちらでも使いますが、歪ませ過ぎるとモコモコとしたサウンドになりがちなので注意しましょ
う。
3.センターPU
ストラトキャスターなど3つPUが搭載されているギターの中央にあるPUです。
リア、フロントとの中間のサウンドです。
シングルコイルのPUではバッキングでも扱いやすいと思います。
レスポールタイプなど2ハムバッカーPU搭載のギターだと、PUセレクターをセンターポジションにすると、フロ
ントとリアPUのミックスサウンドとなります。甘いクリーントーンを出したいときはこのポジションを使ってみま
しょう。
※その他にピックアップセレクターの種類によって「ハーフトーン」もあります。これも独特なサウンドなので、
ぜひ試してみましょう!
4.ヴォリュームノブを活用する
ギター本体にあるヴォリュームノブでも音色が変わります。
試しに右いっぱいに回した状態(10とする)と、7ぐらいの位置での音色を比較すると、7の位置では10よりも高
域が丸くなり、聴感上太く聴こえると思います。(配線によっては効果が分かりにくい場合があります)
バッキングでは7?8あたりに本体のヴォリュームをセットし、ソロでは10にするという方法は、ロックギタリスト
がしばしば使います。
5.トーンノブを活用する
「トーンノブは使い道が無いなぁ…」と思っているアナタにこそぜひ活用してもらいたいです!
例えばリアPUで弾いたとき、少し高域が耳障りに聴こえるときがあると思います。
その時はトーンを少し絞ってみましょう。心地良く聴こえるポイントが見つかると思います。
このトーンはアンプのトレブルと同じだと思う人もいるかもしれませんが、効き方が違うし、配線によってはPU
ごとにトーンを設定できるので、組み合わせ次第で今まで以上のバリエーション豊かなサウンドを作ることが
できます。
ジャズっぽい丸みのあるサウンドを出したいときは、フロントPUでトーンを絞ってみると、シングルコイルのPU
でも雰囲気が近づきます。
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