ロックギターの代名詞と言えば〜?
そう。
「チョーキング」
最近は、「ベンド」とも言いますね。
押さえた弦を引っ張って音程を上げるテクニックです。
テクニックの種を解説してしまえば、非常に簡単な部類なのですが、これを正確にコントロールすることは非常に難いテクニックです。
タッピングやスウィープ等の速弾き系のテクニックと比べれると随分地味に見えますが、そういったシュレッドテクニックよりも圧倒的に頻度が高く、このチョーキングをしっかりコントロールできなければ、仕事が一切無いといっても過言ではありません。
詳しい解説は動画を見て頂くとして。
ポイントは3つ
●音程
●指1本でやらない
●フォーム
これらを総動員して行います。
そして、チョーキングを練習するにあたって、チョーキング単発では練習しない。
チョーキングというテクニックは一連のソロの中に組み込まれる事が非常に多いので、必ず前後フレーズを組み合わせて弾く練習をしないと、音がつながらないソロになり非常に聞こえが悪くなります。
で、その為の練習方法はというと。
「チョーキングで弾くかえるのうた」
別に「かえるのうた」でなくても、チューリップの花でもいいのですが笑
かえるのうたであれば、誰もが知っているメロディだと思います。
だから、チョーキングの音程が外れていればすぐにわかります。
自分自身でも弾いていて、チョーキングの音程が外れると、ものすごく音痴に聞こえるはずです。
初心者の内はどうしても、形だけに注目する傾向があり、音程をないがしろにしがちです。
チョーキングだけではないのですが、大切なのは音程です。
少し脱線しますが、官能的なフレーズには印象的なチョーキングが使われます。
そういったフレーズを弾くと、感極まってチョーキングの音程がずれたりします。
TPOですが、そういった場面で意図せず音程をはずすことでかっこ良く響くことがあります。
しかし、それはあくまで普段は完璧にコントロールできる技量があっての「外し」であって、コントロールが定まらない内の「外し」には不協音でしかありません。
そういった意識も非常に大切な事なので、何が大事なのかをしっかり意識して練習することが大切です。
今回、TABを作っています。
非常に簡単なTABです。
チョーキングは全て1音チョーキング。
動画内で軽く弾いた分を踏まえて、練習用に改めて書き起こしたものなので、映像と少々異なりますがほぼ一緒です。
チョーキングの他に、6小節目にスタッカート等もでてきますので、余裕があれば音を短くきって歯切れ良く弾いてみてください。
監修・演奏
Kamoneginji Studios [ぎんじねこ -ginjineko- Official]
http://www.kamoneginji.com/studio/