ベースの種類 ~YAMAHA BB編~

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BBシリーズとは

YAMAHA BBシリーズとは、YAMAHA社のエレキベースです。
日本が誇る大人気の国産ベースのです。

BBとは「Broad Bass」の略で、1970年代から日本のエレキベースの代名詞として多くの人に愛されています。

時期や型番により仕様が様々ですが、見た目の雰囲気も含めて当初から独特の存在感を放ち、現在まで様々なジャンルの音楽で使用されています。
特にロックにおいて使用されることが多く、日本のメーカーとして海外でも多くのファンがいる人気のシリーズです。

 

ピックアップについて

BBシリーズのピックアップは、フロント(ネック側)にPピックアップと呼ばれる『スプリットコイル・ピックアップ』と、リア(ブリッジ側)に『シングルコイル・ピックアップ』がそれぞれ搭載されています。

見た目としてはフェンダーにおける『PJタイプ』と似た構造、配列なのですが、BBシリーズにはYAMAHAがBBシリーズの為に独自に開発したピックアップが搭載されている為、一概にフェンダーPJタイプのようなサウンドであるとは言えません。

BBシリーズのピックアップは、ポールピースがバータイプなので見た目がひじょうに特徴的です。

また、オープンフェイスという構造を持つことにより、弦とピックアップの距離をとても調整しやすく設計されています。

日本メーカーの技術の素晴らしさをピックアップ一つとっても垣間見ることが出来ます。

 

音の傾向

BBシリーズは太くてロックな音から、粒立ちが良く繊細な音まで多彩に表現することが可能です。
コントロールは『1ボリューム、1トーン、ピックアップ切り替えスイッチ』という仕様です。

ボディ鳴りを最大まで生かす為、『ストリング・スルー・ボディ』という、ボディのエンド部から弦を通して弦の振動をロスさせずにボディに響かせる構造を持っています。
その為、ゆたかなサスティン、低音感が得られます。

また、ボディに採用された『スプライン・ジョイント構造』により、音の伝達を良くし、振動がボディに伝わりやすくなっています。

BBシリーズはこれまでのエレキベースの概念にとらわれない、独自の構造をもっています。その特殊な仕様により音自体にも大きく影響し、BBシリーズならではの音として愛されています。

 

見た目の特徴

ヘッドやボディの形など、特徴的な部分はたくさんありますが、BBシリーズの最大の特徴はピックアップの配列とポールピースの形状だと思います。
このピックアップはBBシリーズ独自に開発されたものなので、見た目にも他社のベースとは一線を画すものがあります。

あと特筆すべき特徴として、ヘッドに塗装が施されていないものには独特のライン状の模様があることです。
これはあえてネックの材質をブレンドすることにより倍音や響きなどを引き出す効果を狙っているのですが、見た目にも良い影響が出ていると思います。

あとは、コントロール部のピックアップ切り替えスイッチなど、YAMAHA独自路線の仕様により、パッと見でもBBシリーズであるということがすぐに判ると思います。(一部シグネイチャーモデルを除く)

 

代表的なプレイヤー

BBシリーズを使うベーシストを紹介します。

【ビリー・シーン】
ハードロックのベーシストといばこの人。Mr.Bigのベーシスト。ベースでの超絶プレイの代名詞的存在。

【ネイザン・イースト】
ジャズ、フュージョン、ポップスなど幅広いジャンルの音楽で最高のプレイを残し続けているベーシスト。。主に多弦ベースを使用する。

【櫻井哲夫】
日本のフュージョン界の代表的存在。カシオペアのオリジナルメンバー。日本において多弦ベースのパイオニアでもあり、かつてYAMAHAの多弦ベースを使用していた。TRBのイメージが強いが、BBを使っていたこともある。

【亀田誠治】
ジャズベのイメージもあるが、YAMAHA BBといえば亀田氏を思い浮かべる人も少なくない。近年ではシグネイチャーモデルも作製し、さらにBBサウンドに磨きがかかっている。

以上、BBシリーズを使うベーシストは職人肌のイメージがあるように感じます。BBシリーズならではの独特なサウンドを体感して欲しいです。

 

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